赤ちゃんの0~2歳児向け|保育士がおすすめする親子のふれあい遊び5選運動能力の発達は?得られる子どもの成長について解説! | ユニバース開発株式会社 ユニバース・ナーサリー|ユニバース・キッズ

0~2歳児向け|保育士がおすすめする親子のふれあい遊び5選

2024/12/18

「もっと子どもと一緒に遊びたい」と思っていても、忙しくて時間が取れなかったり、何をしたら良いか分からなかったりして、もどかしさを感じているパパやママも多いのではないでしょうか。そこで、今回は、スキマ時間にもできる親子のふれあい遊びをご紹介!ふれあい遊びで得られる効果や注意点なども解説します。

親子のふれあい遊びとは

親子のふれあい遊びとは、音楽やリズムに合わせて子どもとスキンシップやコミュニケーションを取りながら、親子で楽しむ遊びのことです。
特に、意思表示や自分で身体を動かすことが難しい0~2歳児の子どもの日常生活や保育の中にふれあい遊びを取り入れることで、遊びの楽しさを感じたり安心感を得られたりすることが期待できます。

ふれあい遊びの効果

ふれあい遊びには、子どもが安心感や満足感を得られるだけでなく、発達や親子の関係性にも良い効果が期待できます。

安心感で満たされ情緒が安定する

ふれあい遊びによってスキンシップやコミュニケーションを取ることで、子どもは大きな安心感を得ることができます。
信頼できる相手と触れ合い、心地よさを感じることで、脳内では幸せホルモンや愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されます。
オキシトシンには、ストレスを緩和させ気持ちを穏やかにする作用があり、幼児期にオキシトシンを多く分泌することで、心の情緒が安定しやすくなると言われています。
また、成長してからもオキシトシンが分泌されやすくなり、将来的にもストレス耐性がついたり気持ちの穏やかさが保たれやすくなったりすることも期待できます。
お互いに安心した状態でふれ合うことで、親子の絆も深まることでしょう。

感情や表現が豊かになる

ふれあい遊びでは、歌やリズムに合わせてたくさん手足を動かすため、様々なリズムに合わせて身体を動かすことの楽しさを自然に感じることができます。
また、ふれあい遊びを通して、笑う・驚くなど、豊かな感情を表現することにも繋がるでしょう。

身体や脳が刺激されて感覚機能が発達する

ふれあい遊びはその名の通り、肌が触れ合う遊びです。
大人が子どもの肌に直接触れることで、身体や脳が刺激され、感覚機能の発達にも繋がります。
例えば、遊びを通して無意識に自分の身体の大きさや形を把握できるようになったり空間を認知できるようになったりすることも期待できます。
また、大人の動きや表情を見たり歌を聞いたりすることで、視覚や聴覚などの五感も刺激されるでしょう。

保育士も実践!スキマ時間にできる親子のふれあい遊び

ここからは、保育士が実践している、おすすめのふれあい遊びをご紹介します。
すき間時間や寝る前の布団の上などでも取り入れられる遊びばかりですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ふれあい遊び1|きゅうりができた

「きゅうりができた、きゅうりができた さぁ食べよう!」という歌に合わせて、子どもをお漬物に見立ててふれ合う、寝たままの姿勢でできるふれあい遊びです。

  1.  「塩ふって パッパッパ!」と歌いながら子どもの身体に指で軽く刺激します。
  2.  「板ずり キュッキュッッキュ!」と身体をこすります。
  3. 「トントン 切ってね!」と歌いながら切るような動きでトントンと叩きます。
  4.  最後は「おててをパッチン、いただきまーす!」と言って、くすぐったりお腹を食べる真似をしたりします。

叩いたりこすったり、身体に様々な刺激が与えられる遊びです。

ふれあい遊び2|ラララぞうきん

子どもをぞうきんに見立てて様々な動きをする遊びです。

  1. 「ラララぞうきんを縫いましょう チクチクチク」と言って一本指でお腹や身体をツンツン刺激します。
  2. 「ぞうきんを洗いましょう ジャブジャブジャブ」と言って身体のあちこちをこちょこちょくすぐります。
  3. 「ぞうきんを絞りましょう」と言って足や腕などを優しくひねります。
  4. 「ぞうきんを畳みましょう」と言って手足を曲げ伸ばしします。

ひねる・曲げ伸ばしするなどの動きは、月齢や子どもの発達に合わせて優しく無理のない姿勢で行うようにしましょう。
それぞれの動きや触り方に変化をつけるなど工夫することで、様々な動きを体験できるようになります。

ふれあい遊び3|一本橋こちょこちょ

「一本橋こちょこちょ」の歌に合わせてこちょこちょとくすぐる遊びです。

  1. 「一本橋こちょこちょ たたいて つねって かいだんのぼって こちょこちょこちょ」と歌いながら、指先から頭に向かって指でのぼり、最後はこちょこちょとくすぐります。
  2. 「かいだんのぼって」のあとに「おりてきて こちょこちょ」「お池にはまって こちょこちょ」と、首、脇、お腹などくすぐる場所を変えてみます。

たたく、つねる、くすぐるなど、様々な刺激があり遊びながら皮膚感覚の発達を促す遊びです。
また、毎回同じではなく色々なパターンを実践すると、「この後はこちょこちょかな!」と子どものドキドキ感やワクワク感も高まります。

ふれあい遊び4|バスに乗って

子どもを膝の上に座らせ、「バスに乗ってゆられてる ゴーゴー!」の掛け声に合わせてお出かけをする遊びです。

  1. 「そろそろ右に曲がります 3・2・1」「そろそろ左に曲がります 3・2・1」に合わせて左右に大きく揺れます。
  2. 「そろそろデコボコ道です 3・2・1」に合わせて膝を上下に動かします。
  3. 「そろそろ坂を上ります 3・2・1」「坂を下ります 3・2・1」に合わせて上下に動きます。
  4. 最後は「そろそろとまります 3・2・1」で止まります。

これ以外にも「急カーブ」や「前からオートバイ」など、様々なパターンを取り入れるとより盛り上がります。

ふれあい遊び5|あたまかたひざぽん

イギリスの動揺「ロンドン橋落ちた」の音楽に合わせて「あたまかたひざぽん」と歌いながら身体を動かす遊びです。

  1. 「あたまかたひさぽん ひざぽん ひざぽん あたまかたひざぽん め みみ はな くち」の歌に合わせて頭や肩、膝などを優しく触ります。
  2.  「あたまかたひざぽん」のあとに「最後は おなか」「おしり」など、色々な場所に変えるとより多くの刺激に触れられるようになります。
  3. 1~2歳児など、自分で身体を動かせる場合は、一緒に歌いながら子ども自身が身体を動かすと良いでしょう。

「あたまかたひざぽん」は、寝たままの姿勢や座った姿勢、立って自分自身で動くなど、成長に合わせて様々な楽しみ方ができる遊びです。

ふれあい遊びを楽しく行うポイント

子どもと安全に楽しく過ごすためにも、ふれあい遊びの際にはいくつかのポイントに注意することが大切です。

安全に十分配慮する

0~2歳児の乳幼児期は、身体が十分に発達していないため、安全面には十分な配慮が必要です。
無理に身体を動かさず、優しく触れることを意識しましょう。
また、安全のためにも、首がすわってから行うようにしましょう。

心地よいスピードやリズムを意識する

ふれあい遊びには、安心感や満足感を得る目的もあるため、心地よいゆっくりしたリズムやスピードを心がけましょう。
ゆっくりと触れることで、自律神経が整えられ、リラックス効果も期待できます。
手の平全体を使って、優しく触れることで、安心感や満足感にも繋がるでしょう。

興味や成長に合わせて行う

ふれあい遊びで何よりも大切なことは、親子で一緒に楽しく遊ぶことです。
子どもによって好きなことや興味を持つものは違うため、ふれあい遊びを通して楽しめることを見つけてみることもおすすめです。
気に入った遊びや興味のあることが見つかったら、何度も同じことを繰り返しても良いでしょう。
また、成長とともに興味の範囲も変わるため、成長に合わせて遊び方を工夫してみましょう。
子どもと向き合いながら親子で楽しめる遊びを見つけてみてください。

まとめ

ふれあい遊びは、親子でコミュニケーションやスキンシップを取って楽しく過ごすだけでなく、子どもの心や身体の成長を促すことのできる遊びです。
直接身体に触れることで、愛情が伝わり、子どもにとっての大きな安心感や満足感にも繋がります。
今回ご紹介させていただいたふれあい遊びは、寝る前やすき間時間などの少しの時間で取り入れることのできる遊びばかりですので、「子どもとゆっくり向き合う時間が取れない」と感じている方にこそおすすめです。
忙しい日々の中でもふれあい遊びを取り入れて、親子ともに楽しくリラックスした時間を過ごせるといいですね。