認可保育園・認証保育園・企業主導型保育園の違いは?それぞれの保育園の特徴を解説
2024/04/14
保護者に代わって子どもを保育する保育園には、認可保育園・認証保育園・企業主導型保育園など、さまざまな種類があります。
施設への申し込み方法や受け入れ時間が違うので、保育園を探す際には特徴を知っておくことも大切です。
本記事では、各保育園の概要や認可保育園・認証保育園・企業主導型保育園の違いについて紹介します。
目次
認可保育園の特徴
認可保育園は公的な児童福祉施設で、都道府県から認可されています。
市町村を通じて申し込み、選考で入園が決まったり、経済的負担が少ないなどの特徴があります。
都道府県から認可されている保育園
認可保育園は、都道府県から認可されている保育園です。
児童福祉法に基づき、施設の広さや保育士の人数といった、国が設けた基準をすべて満たしていると設置ができます。
国から認められて運営をしているという点では、安心感を感じられるでしょう。
入園可否は選考で決まる
認可保育園は、市町村を通じて申し込む必要があり、選考を経て入園できるかが決まります。入園は抽選式で、希望をしても必ず入園できるとは限りません。
認可保育園は人気が高いため、倍率も高くなってしまうケースがあります。
経済的負担が少ない
認可保育園は、国と自治体の補助金で運営をしているので、比較的保育料が安く経済的負担が少ないです。
保育料金は所得に応じて決まるため、人によって異なります。
運営費が補助金でまかなわれており、認可保育園の保育料は個人の負担が軽い傾向にあります。
施設によっては、給食費や備品代が別途必要になる場合もあります。事前に確認をしておきましょう。
認証保育園の特徴
続いて、認証保育園の特徴を紹介します。
認証保育園は、認可保育園と違い国が定める基準から外れるので「認可外保育園」に当てはまります。
東京都独自の基準で設置
認証保育園は、東京都が定めた基準を満たして設置されている保育園です。
東京都の特性を踏まえて、待機児童問題を緩和するための取り組みを目的に作られました。
「産休明けから預けたい」や「送迎がしやすいところを探している」など、多くのニーズに応えられるように対応しています。
早朝から夜間まで預けられたり、駅近くに保育園が設置されていたりする園もあります。
直接入園申し込みが可能
認証保育園は、園に直接申し込みをして契約を交わすのも特徴のひとつです。
入園基準は、先着順や独自の選考など施設によって異なります。
一般的には4月入園となることが多いものの、統一で決まっているわけではありません。園によって異なるため、検討している認証保育園がある場合は募集時期を確認しておきましょう。
誰でも利用できる権利がある
認証保育園は、保育の必要度に応じてすべての人が利用できます。
在職中の人だけではなく、求職中の方や職場復帰を目指す方、専業主婦の方など、立場を問わず申し込みが可能です。
独自のプログラムを取り入れている
認証保育園では、保育内容に独自のプログラムを取り入れている園も多くあります。
内容は施設によって英語や音楽などさまざまです。
充実した独自のカリキュラムで、教育にも力を入れています。
企業主導型保育園の特徴
企業主導型保育園は、平成28年度に内閣府所管事業として始まった比較的新しい取り組みの保育園です。
会社が作る保育園
企業主導型保育園は、企業が従業員のために事業所内や周辺商業施設に作られる保育園です。ただし、“従業員枠”(企業枠)の定義は自社従業員にとどまらず、他の法人と提携を結ぶことで提携先の従業員の子どもも従業員枠の対象となります。
また、地域の子どもを受け入れる“地域枠”が設定される園も多いです。
共働きなどの多様な働き方に柔軟に対応できるサービスとして、子育て支援や待機児童問題解消の貢献を目的として作られました。
施設によっては、祝日や19時以降の保育も実施しています。
働く時間に合わせた保育を提供しているので、仕事に復帰したばかりの方や、イレギュラーなスケジュールで働いている方も利用がしやすいです。
勤務時間に合わせた利用ができるため、送り迎えの対応もスムーズになるでしょう。
対象年齢の規定がない
企業主導型保育園は、対象年齢の規定が統一されておらず、企業側が設定しているのが特徴です。
0歳児から2歳児といった乳児までの園も多いですが、場所によっては0歳児から5歳児まで幅広い年齢の子どもを受け入れています。
比較的入園しやすい
企業主導型保育園は、市町村を通じた選考を行わないので、比較的入園がしやすいのも特徴です。
認証保育園と同様に直接申し込みを行います。
働いている職場が企業主導型保育園の事業を行っている場合は、優先的に入園できる可能性があります。
認可保育園・認証保育園・企業主導型保育園の違いとは?
認可保育園・認証保育園・企業主導型保育園には、受け入れ年齢や開所時間に違いがあります。
受け入れ年齢の違い
認可保育園・認証保育園・企業主導型保育園は、受け入れ年齢に違いがあります。
認可保育園での年齢は0歳児~5歳児です。
しかし、施設によっては0歳児を預けられない場合もあるので、事前に受け入れ年齢を確認しましょう。
一方で認証保育園は、0歳児の預かりが義務付けられています。
対象年齢は、0歳児~2歳児や0歳児~5歳児と施設の区分によって異なります。
企業主導型保育園は、先述した通り子どもの年齢に規定がなく、企業側が独自で設定しています。
保育園を探す際は、対象年齢を事前に確認しておきましょう。
受け入れ時間の長さ
認可保育園・認証保育園・企業主導型保育園は、開所時間の長さにも違いがあります。
認可保育園は基本的に8時間~11時間開所です。
一方で、認証保育園は13時間開所しているところが多いです。
企業主導型保育園は、11時間もしくは13時間で開所している場合が多いですが、その企業の勤務体制に合わせているので施設によって異なります。
ユニバース・ナーサリーの認証保育所は?
ユニバース・ナーサリー大森は、東京都認証保育所に分類される施設です。
JR京浜東北線大森駅から約徒歩4分のアクセスの良い立地です。
受け入れ年齢は、0歳児(生後4ヶ月)~3歳児までで、それぞれの定員数は以下になります。
0歳児 | 1歳児 | 2~3歳児 |
6人 | 12人 | 12人 |
開所時間は、平日土曜日どちらも7:30~20:30と長く、仕事の勤務時間が長い方も預けやすいです。
また、毎日実施している“English Time”では、絵本の読み聞かせや手遊びを英語で行ない、子どもが楽しんで英語に触れるきっかけを作っています。
ユニバース・ナーサリーの企業主導型保育園は?
ユニバース・ナーサリー蒲田園・第二園は、企業主導型保育所です。
受け入れ年齢は、0歳児(生後4ヶ月)~5歳児までで、それぞれの定員数は12名です。
ユニバース・ナーサリー蒲田園は、京急本線京急蒲田駅から徒歩6分の立地にあります。
ユニバース・ナーサリー大森第二園は、JR京浜東北線大森駅より徒歩3分とアクセスが良いです。
開所時間はユニバース・ナーサリー大森と同様に、平日土曜日どちらも7:30~20:30です。
まとめ
今回は、認可保育園・認証保育園・企業主導型保育園の違いについて紹介しました。
各保育園には、受け入れ年齢や時間の長さなどさまざまな違いがあります。
園によって特徴が異なるので、見学に行くなどして雰囲気やカリキュラムなども確認しましょう。
ユニバース・ナーサリーでは、ひとりひとりに合わせた寄り添い、「学び生きる力」を育む保育を実施しています。
東京都内で保育園を探している方は、ユニバース・ナーサリーも検討してみてはいかがでしょうか。