ユニバース・キッズ キャリア教育の授業内容 | ユニバース開発株式会社 ユニバース・ナーサリー|ユニバース・キッズ

ユニバース・キッズ キャリア教育の授業内容

2024/10/11

ユニバース・キッズのプログラムの一つである「キャリア教育」について解説します。キャリア教育の方針や、具体的な授業内容、実際に受講する子どもたちの様子、保護者様の声などを紹介します。

ユニバース・キッズのキャリア教育とは?

ユニバース・キッズのキャリア教育は、職業教育とは異なり、子どもたちの生きていく力、特にコミュニケーション能力や課題解決能力を伸ばすことを重視しています。

日々の失敗を振り返って問題を解決する過程を学ぶほか、自分の将来や社会での役割を考え、子どもたち同士で表現し合う授業を行っています。自ら考え、行動する力を育む教育を目指しています。

ユニバース・キッズのキャリア教育 3つのポイント

ユニバース・キッズのキャリア教育を理解する上で重要となる3つのポイントを紹介します。

ポイント1|厚生労働省が定める4つの能力を育成!

ユニバース・キッズのキャリア教育では、厚生労働省が「キャリア教育で育成すべき力」として定義する4つの能力(キャリアプランニング能力、課題対応能力、人間関係形成力、自己理解・自己管理力)を育成することを目的にしています。

その目的を達成するために、ユニバース・キッズ独自の授業を展開し、子どもたちはグループワークや課外授業を通じて課題に取り組みます。将来を見据えた活動を行うことで、上記のスキルを身に付けることを目指していきます。

一言にキャリア教育と言っても、小学校・中学校では授業に組み込むのが難しいとされているのが現状で、一般的に行われているのは中学校での職業体験ぐらいです。職業体験も重要な取り組みですが、私たちは、キャリア教育をより広い視点で捉え、生きていく上で課題を乗り越える力、人と協力する力、自分をコントロールする力などが必要だと考えています。

そうした学校での職業体験では得られない、幅広い働き方への理解を子どもたちに促します。これにより、子どもたちは早くから多様な仕事や働き方について学び、将来社会に柔軟に対応できる力を養っていけるでしょう。

ポイント2|学年混合の少人数制で、子どもたちの可能性を広げる

ユニバース・キッズのキャリア教育は、毎週水曜日と木曜日の2クラスを開講しており、学年混合の少人数制でキャリア教育を実施しています。1クラスの定員は6名程度で、現在は2年生から4年生までのメンバーが参加しています。
年上の子が年下の子をサポートすることで、自然にリーダーシップやメンターの役割を果たす姿が見られます。特に4年生は自発的に下級生を助け、役割を分担するなど、責任感や協力意識が育まれているようです。

ポイント3|子どもたちと共創するキャリア教育

ユニバース・キッズのキャリア教育の授業は、まだスタートして数年です。変化の激しい社会に対応できる柔軟な心や対人スキルを身につけてほしいと願い、試行錯誤を繰り返しながら少人数ならではの対話を通じて、子どもたちと一緒に授業を作り上げています。子どもたちの声はもちろん、保護者の方の意見も大きく取り入れているのが特徴です。

また、授業で使用する教材は、講師が独自に決定するのではなく、子どもたちの意見を聞いてから導入するようにしています。キャリア教育の授業を受講してくれている子どもたちは、自分本位でなく全体を考えて「これは授業に役立ちそう」「低学年には難しいかもしれない」など全体を考えた意見をくれます。

そうした意見をもとに、先日、eラーニングの会社が出しているキャリア教育用のボードゲーム教材を導入しました。キャリア教育の教材は高学年向けのものが多い中、小学生でも使えるコミュニケーションゲーム教材です。今後もどんどん新たなものを取り入れ、授業内容を深めていきたいと考えています。

キャリア教育の授業内容

ユニバース・キッズのキャリア教育では、具体的にどのような授業が行われているのでしょうか。今回は「キッザニアでの課外授業」と「夏休みのお出かけプレゼン」の2つをみていきましょう。

授業内容1|毎年恒例!キッザニアへの課外授業で「働く」への理解を深める


毎年夏に行うキッザニアの遠足では、事前・事後学習を取り入れ、子供たちが「働くこと」について深く考える機会を提供しています。
テーマには、SDGsや税金など、普段触れにくい社会的トピックを設定。また、事前に「働くとは何か」を考え、キッザニアから提供されるビンゴ形式のワークシートを使いながら自分の意見を言語化する時間を設けています。学校を含め、キャリア教育以外の授業ではインプットが中心となるため、キャリア教育の授業では、アウトプットの機会を意識的に多く取り入れています。

最初に「働くこと」のイメージを子どもたちに問いかけると、「お金」「稼ぐ」などのキーワードのほか、具体的な職業名などが挙げられました。体験を通じて子どもたちは次第に「家族のため」「人のため」「生きていくため」、さらに深めると「世界を動かすため」など、大きな視点で考えるようになります。
働くことは社会や生活を支える重要な役割であることに気づき、「働くこと」への理解を深めることを目指しています。

授業内容2|企画から実行まで!子どもたち主体の夏休みお出かけ計画


キャリア教育の授業では、子どもたちが自ら夏のお出かけ先を調べ、企画書を作成し、先生にプレゼンを行います。そのプレゼンで決定した施設を実際にみんなで訪問します。

プレゼンの過程で、子どもたちは、移動時間やスケジュール、天候への対応なども考慮し、計画を調整しなければなりません。発表資料はGoogleスライドやCanvaを使用して作成するため、社会人と近い体験ができる仕組みとなっているのも特徴の一つです。また、資料作成では、「相手に自分のアイデアをどう伝えれば効果的か」という視点も学びます。

プレゼンの用意をする際も、お出かけの日に合わせて時間の意識を持ってもらうようにしています。予約の日程、講師が話し合いをする時間なども考慮した上で、プレゼンを仕上げる期限などを一緒に考えています。

また、プレゼンの準備段階では、実際のお出かけ日程に合わせて時間を意識してもらっています。予約の日程や講師同士の打ち合わせ時間を考慮し、プレゼンの締め切りを一緒に設定しています。

水曜日と木曜日の2クラスそれぞれで意見を出し合い、プレゼン対決のような形で進行し、これまでには国立科学博物館やミニチュアの世界を楽しめる施設「スモールワールズ」が選ばれました。

子どもたちや保護者の方からの声

ユニバース・キッズのキャリア教育では、子どもたちが主体的に授業に取り組み、他の子どもの意見を聞いて新たなアイデアを生むなど、活発なやり取りが行われています。夏休みのお出かけ先を決めるプレゼンなども、楽しんで取り組めていることがわかるポジティブな声がたくさん寄せられています。

保護者の方からは、金融教育へのリクエストをいただきました。電子マネーやクレジットカードなどでのキャッシュレス決済が進む中、お金の価値が見えにくくなっている現状があります。そうした状況に対して保護者の方たちは、子どもたちに基本的な経済やお金の流れを教えてほしいという想いを抱いているようです。

今後、キャリア教育の授業ではお金に関する教育を導入予定で、子どもへの金融教育を推進する団体の専門家講師を招く計画も検討しています。なかなか子どもには理解が難しい側面もあると思うので、人生ゲームのような楽しく学べる教材を使いながら学んでいけたらと考えています。

情報があふれる現代では、金銭面の関するトラブルに巻き込まれる可能性も高まっています。授業を通して、子どもたちが自分でしっかりと判断できる力を身につけてもらいたいと考えています。

ユニバース・キッズで、学校では学べないキャリア教育を受けてみませんか?

ユニバース・キッズでは、キャリア教育に力を入れ、子どもたちの将来に役立つスキルを育むことを目指しています。他の施設との差別化を図りながら、試行錯誤しつつ、今後もさまざまな取り組みを行っていく予定です。

キャリア教育の授業では、常時授業への参加を歓迎していますが、毎年年度末に新メンバー募集のご案内をしています。ぜひ、多くの皆様のご参加をお待ちしております。