ユニバース・キッズ 思考力トレーニングの授業内容 | ユニバース開発株式会社 ユニバース・ナーサリー|ユニバース・キッズ

ユニバース・キッズ 思考力トレーニングの授業内容

2024/07/04

ユニバース・キッズでは、英語トレーニング、速読トレーニング、思考力トレーニングの3つを通し、子どもたちの英・国・算の基礎力を養います。

今回の記事では、思考力トレーニングについて詳しく解説します。思考力トレーニングの授業内容や身につくスキル、実際に受講している子どもたちの声などをご紹介します。

ユニバース・キッズの思考力の授業内容とは?

思考力の授業は、言葉の通り考える力を養うことを目的にしたもので、基本的には算数に関する内容です。
ユニバース・キッズの思考力の授業には、「パズル道場」と「算数ラボ」の2種類があります。月曜日と金曜日にパズル道場、水曜日に算数ラボの授業を行います。

パズル道場では、基本的な計算や、形の問題など学校の教科書で解く問題に近い内容を扱います。算数ラボは少し難易度が上がり、中学受験の入学試験でも使われるような文章読解力が必要となる内容です。

ここからは、パズル道場と算数ラボそれぞれの授業内容を詳しく見ていきましょう。

パズル道場の授業内容

3つのポイントに分けてパズル道場の授業内容を見ていきましょう。

ポイント1|テキストと教具を組み合わせた授業構成


 

パズル道場の授業では、2冊のテキストを使用します。1冊が図形や空間認識問題、2冊目が、計算や時間の問題のテキストです。
教材は、級ごとに分かれています。40級からスタートし、検定を合格するたびに次の級の問題に取り組んでいく流れです。子どもたちには、ゲームのレベルが上がっていくのと同じ感覚だと伝えることで、楽しんで取り組んでもらえています

1年生が取り組む最初の内容は、点つなぎ、同じ形を選ぶ問題など、指先の力を使って、しっかり脳を活性化させられるものになっています。他にも、視点を変えて解く問題や、迷路、重さの問題などがあります。

テキスト以外にも、教具を使って考える力を養います。教具には例えば、「立体四目」があります。五目並べの立体版のような感覚で、自分の色を揃えていく対戦型の競技です。また、縦、横のマスで数字が被らないように1~4の数字を並べて対戦する「フォープレイス」というものもあります。

ポイント2|モチベーションを高く保てる検定の仕組み

テキストで該当の級の問題を解き終えた子どもたちは、その級の検定を受けます。例えば、40級の検定では、積み木でお題に沿った形を作り、先生の指示通りに動かす課題や、教具のフォープレイス、立体四目の対戦でお友だちに勝つという課題に挑戦します。

ユニバース・キッズでは、子どもたちがモチベーション高く取り組めるよう、検定をクリアしていくとipadが使えるようになったり、賞状や景品がもらえたりといった仕組みにしています。

ポイント3|自分のペースでじっくり進められる

パズル道場では、「何年生が何級に取り組む」などの決まりはありません。
最初は全員が40級からスタートしますが、得意な子はどんどん進んでいきます。反対に苦手な子でも、勝手に難しい問題に進んでしまうことはありません。理解ができないまま授業に置いていかれる心配なく、自分のペースで進められます

目安ではありますが、1年生の場合、40級からスタートして35級くらいまで上がる子が多い印象です。1年生は、ユニバース・キッズでの生活に慣れることが優先であるため、1年間かけて問題をじっくり取り組んでいきます。

1年生は、座ってテキストを解くことにそのものが慣れていない段階です。1年生では、45分の授業時間のうち全部をテキストに取り組む時間にあてることはありません。無理なく取り組んでもらえるよう、お話をしたり、教具を使ったりしながら少しずつ進めています。

算数ラボの授業内容

次に、2つのポイントに分けて算数ラボの授業内容を見ていきましょう。

ポイント1|読解力も鍛えられる難問の数々



算数ラボは、級ごとに、該当する問題をテキストで解いていく流れです。最初は1~2年生レベルとされる10級からスタートします。

算数ラボで扱う問題は、問題文をしっかり読んでから解かないと、正解できないものが多くあります。
例えば、一番易しい最初の問題では、ノートとビー玉のイラストが書かれていて、「10個のビー玉のうち隠れているビー玉はいくつでしょう」という問題が出題されています。
最初ということもあり、イラストで「見えている」ビー玉を数えて答えを書いてしまう子がほとんどです。この問題は、しっかり問題文が読めているか、見えないものを捉えられるかといったことが試される内容になっています。
算数ラボでは、大人でもうっかりすると間違ってしまうような問題に、1~2年生レベルから取り組みます。

10級のテキストは2冊あります。1~2年生レベルということで、1年生からスタートするには結構難しい内容になっています。最初のうちは他の教材やプリントも補足で使いながら学んでいきます。
1年生のうちに10級の範囲を終えるのは簡単なことではありません。子どもたちには、1~2年生の間で終えられれば十分だと伝えています。もちろん、得意な子は1年生で10級を受け、自信に繋げてもらっていますよ。

算数ラボは、得意な子にとってはとても面白い内容です。好きな子は本当に楽しく取り組めているようです。

ポイント2|外部の検定試験にも挑戦できる

外部の検定試験に「思考力検定」というものがあり、算数ラボではその検定に準拠した教材を扱います。ユニバース・キッズでは、毎年2月に任意で思考力検定に挑戦しています。
思考力検定の結果は中学受験の願書に記入でき、上の級まで進んでいくと受験で有利になるため、中学受験を検討している子にもおすすめです。

思考力の授業で得られるものとは?

パズル道場と算数ラボは身につけられる力が異なります。それぞれどのような力が身につけられるのかを詳しく見ていきましょう。

パズル道場

パズル道場では、まず、座ってテキストの問題を解くという基本的な勉強習慣が身につけられます。テキスト問題を解いた先に教具を使える楽しみが待っているため、お楽しみに向けてまずは与えられた課題に取り組むことの大切さも学べるでしょう。

トレーニングを通し、基礎学力となる、足し算、引き算などの計算の力、時計の読み方なども身につけられます。パズル道場では、テキスト内で繰り返し類似した問題を解けるのが魅力です。
テキストで新しい級に進んでも、以前と類似した問題が出てくるため、繰り返すことで学習の定着がはかれます。

パズル道場のテーマには「できなくても考えた分だけ賢くなる」というものがあります。講師は子どもたちに、「考えた分だけ賢くなるから、間違ってもいいからまずは考えよう」と、繰り返し伝えています。
考える前からわからないと放棄してしまうと、そこで立ち止まってしまいます。分からなくても考え、少しでもやってみる姿勢が大切です。

パズル道場では、テキストの進捗度によっては1年生の時点で掛け算の問題を解いていきます。ユニバース・キッズでは、学校で習っていないからといって学習を進めないということはありません。テキストの中に説明が入っているため、子どもたちが自分で読んで挑戦できます。
パズル道場は、自分のペースで、できることをどんどん増やしていける授業スタイルです。

算数ラボ

算数ラボで取り組む問題は、解き応えがある良い問題ばかりで、文章を読み解く力が身につけられます。算数ラボを受講している子どもたちを見ていると、語彙力が身についていると感じます。
文章を読むことに抵抗がない子が多く、本を読む子も多い印象です。そのため、話すのが上手な子も多くいます。

また、算数ラボを受講することで、物事を多面的に捉える力が養えます。受講している子どもたちは上級生になっていくにつれ、お友達との関わり方においてもうまく立ち回れている様子が見られます。
さまざまな視点から物事を考えられるようになり、学習以外の生活面においても良い影響を与えます。

子どもたちの声

パズル道場と算数ラボそれぞれで、子どもたちからどのような反応があるのかを紹介します。

パズル道場

パズル道場で扱う教具は、子どもたちから特に人気があります。中でも立体四目の対戦ゲームが好評で、夏休みなどの長期休みには立体四目のイベントも開催します。

子どもたちは、学年の垣根を越え、みんなで楽しんでいる様子です。中には、自宅で特訓をしている熱心な子もいて、1年生が3年生と戦って勝つ、なんてこともあります。
新しい教具を使う時には、上級生に下級生へのルール説明をお願いしています。もちろん講師がフォローしながらですが、講師から教えるよりも子ども同士の方が伝わりやすいこともあるようです。上級生としても、下級生に教えることで自身の理解力が深まります。

また、パズル道場の級にも学年の垣根がありません。そのため、「あの子は何級までいってる」「お姉ちゃんの級まで追いつきたい」などのやり取りがされ、みんなが良い影響を与え合う環境ができています。

算数ラボ

算数ラボは、ユニバース・キッズを卒業して中学生になっても学習効果が実感できるといわれています。
実際に遊びにきた卒業生が、「算数ラボで学習したことが中学で役立っている」と報告してくれました。中学受験を受ける子どもたちの中には、高学年になるとユニバース・キッズから塾に移る子もいます。そんな中でも、ユニバース・キッズで低学年のうちに学んだことが卒業後に活かせていると報告してくれるところを見ていると、算数ラボの学習効果の高さが実感できます。

ユニバース・キッズの思考力トレーニングで算数の基礎力を身につけよう

今回は、ユニバース・キッズの思考力の授業を詳しく見てきました。ユニバース・キッズには、算数の基礎力となる思考力を一人ひとりのペースで着実に身につけられる環境があります

1週間の中で、月水金の3日間思考力のトレーニングが行われますが、子どもたちによって授業の取り方はさまざまです。一人ひとりの得意なことや興味にあわせ、思考力のトレーニングを組み合わせ、しっかりと基礎力を身につけていきましょう!