子どもの虫刺されを防ぐには?保育園での対策と家庭でできる予防法
2026/06/23
暑さが増し、太陽の光がまぶしくなるとともに、子どもたちが大好きな泥遊びや虫捕りの季節がやってきます。元気に走り回る子どもたちの姿は本当に微笑ましいものですが、同時に虫刺されも気になるものです。そこで今回は、効果的な虫刺され対策と、万が一刺されてしまったときのケアについて解説します。ご家庭でも取り入れやすい対策をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
保育園での虫刺されのリスクと子どもへの影響

保育園での外遊びや園外保育は、子どもたちが本来持っている「育とうとする力」や好奇心を引き出すことにもつながり、多くの園で積極的に取り入れています。
一方で、草木が生い茂り虫の活動も活発になる夏季(6月~8月頃)は、どうしても蚊などの虫に刺されるリスクが高まるものです。
虫刺されの症状
虫刺されにはさまざまな種類がありますが、夏の時期に一番多いのは蚊による虫刺されです。
子どもは体温が高く新陳代謝も活発なため汗をかきやすく、大人に比べて虫刺されの影響を強く受けやすいのが特徴です。
特に暑くなると薄着になり、肌の露出が多くなることで、虫に刺されやすくなってしまいます。
では、虫刺されにはどのような症状が見られるのでしょうか。
<虫刺されの主な症状>
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刺された直後は少しの赤みでも、時間が経つにつれて強く腫れ上がったり、アレルギー反応によってしこりのように硬くなってしまうことも少なくありません。
とびひ(伝染性膿痂疹)に注意
虫刺されの症状には個人差がありますが、最も注意すべきことは、とびひ(伝染性膿痂疹)の悪化です。
子どもは強い痒みをがまんできずに患部をかきむしってしまうこともあります。
その傷口から細菌が入り込むと、他の部位やクラス全体に広がる「とびひ」状態になってしまうリスクがあります。
万が一虫に刺されてしまった場合でも影響を最小限に抑えられるよう、お子様の爪を短く切る、強い赤みや水ぶくれができた場合は速やかに皮膚科を受診するなど、あらかじめ対策しておくことが大切です。
◎保育士が教えるワンポイント
乳幼児のお子様の中には、遊びに夢中になって虫に刺されていることにすら気づかず、時間が経ってから悪化してしまった…というケースも少なくありません。
園生活の中でも適切に対処ができるよう、虫刺されが悪化しやすかったりアレルギー反応を起こしやすかったりする場合には、事前に保育士に相談しておくと安心です。
効果的な虫よけ対策と虫よけ剤の選び方

保育園生活の中で虫に刺されないようにするには、登園前にご家庭でしっかり対策をしていただくことが第一の予防策となります。
しかし、市販の虫よけ剤は種類も多く、どれを選べば良いか迷ってしまう保護者の方も多いのではないでしょうか。
子ども向けの虫よけスプレーや虫よけシート(ティッシュタイプ)を選ぶ際は、配合されている成分の種類を必ず確認しましょう。
ディート(DEET)
昔から広く使われている高い効果を持つ成分ですが、年齢によって使用回数や使用方法に制限が設けられている場合があります。
使用する際は、説明書をしっかり確認し、用法用量を守りましょう。
イカリジン
近年主流となっている成分で、ディートと同等の効果がありながら、年齢や使用回数の制限がありません。
年齢による使用制限がないため、小さなお子様にも使用しやすい成分です。
自然由来(アロマ・ハーブ)
レモングラスやユーカリなど、虫が嫌う自然の香りを利用したタイプの虫よけ剤です。
化学成分不使用で肌に優しい反面、効果の持続時間が短い傾向があるため、こまめな付け直しが必要となります。
◎保育士が教えるワンポイント
虫よけ剤の使用とあわせておすすめしたいのが、服装の工夫です。
夏の暑い時期ですが、薄手で通気性の良い長袖や長ズボン、レギンスなどを着用することで、物理的に肌の露出を減らすことができます。
蚊は黒などの暗い色に寄りやすい習性があるため、白やパステルカラーといった明るい色の服を選ぶのも虫よけ対策に効果的です。
また、虫よけスプレーは、目や口に入ってしまう可能性があるため、直接肌に噴射するのではなく、大人の手に一度出してから、お子様の首回りや手足に優しくムラなく塗ってあげるのがおすすめです。
虫刺されの応急処置と正しいケア

どんなに注意をしていても、虫に刺されてしまうことはあるものです。
虫に刺されてしまった場合は、速やかに正しくケアすることが大切です。
流水で洗い、しっかり冷やす
まずは患部を石鹸と水で優しく洗い、清潔にします。
その後、冷たいおしぼりや保冷剤(タオルに包んだもの)で冷やしましょう。
冷やすことで血管が収縮し、痒みや腫れを一時的に抑えることができます。
患部を保護する
痒みや腫れが落ち着いてきたら、かきむしらないように患部を保護します。
その際、絆創膏は蒸れやすい場合があるため、ガーゼを使うようにしましょう。
なお、保育園では、保護者からの依頼や園の与薬ルールに基づく場合を除き、保育士が独自の判断で薬を塗布することは原則としてありません。
症状に応じて医療機関を受診する
「腫れが異常に広範囲に広がっている」「熱を持っている」「水ぶくれ(水疱)になってジュクジュクしている」「発熱している」といった症状が見られた場合は、早めに皮膚科や小児科を受診しましょう。
保育園で上記のような症状が発症した場合、保育士は速やかに保護者に連絡しましょう。
保育園で行っている虫刺され対策
子どもたちが、夏の時期にも安心して園庭や外で遊べるよう、多くの保育園では虫刺されのリスクを減らすためのさまざまな対策を行っています。
園庭や屋外環境の整備
蚊は草むらや水たまりなどに発生しやすいため、保育園では定期的な除草や清掃を行い、虫が発生しにくい環境づくりに努めています。
また、雨上がりには水たまりができていないかを確認し、蚊の発生源となる場所がないかをチェックするなど、安心して遊べる環境を維持するための環境整備を行っています。
活動場所や時間帯への配慮
蚊は朝夕の涼しい時間帯に活発になる傾向があります。
そのため、園では気温や天候、虫の発生状況などを考慮しながら活動内容を調整することがあります。
また、散歩や園外保育の際には、草木が生い茂っている場所や虫が多く発生しやすい場所を避けるなど、安全面に配慮した活動計画を立てている園も多いです。
子どもたちの様子をこまめに確認
外遊びの後は、保育士が子どもたちの様子を確認し、虫刺されがないか、赤みや腫れが出ていないかなどをチェックしています。
特に乳幼児は、自分でかゆみや痛みをうまく伝えられないこともあるため、日頃から丁寧な観察を心がけています。
異変が見られた場合には、速やかに保護者へ連絡し、必要に応じて受診をお願いすることもあります。
保育園と保護者との連携も大切

安心・安全な保育環境を維持するためにも園と保護者の方とのスムーズなコミュニケーションや協力体制が不可欠です。
保育園によっては、アレルギーや体質の違いによる症状の発生を避けるため、登園後の虫よけ剤の使用を避けているケースも少なくありません。
そのため、ご家庭で事前に虫よけ剤をつけておいたり服装を工夫したりするなど、対策しておくことが大切です。
また、「アレルギー体質で刺されるとすぐ腫れてしまう」「皮膚が弱くとびひになりやすい」といった個別の事情がある場合は、抱え込まずに園に相談しておきましょう。
一律の対応は難しくても、事情に応じた個別の対応ができる場合もあるかもしれません。
子どもたちの健康を守るためにも、保育園と保護者の方との連携は欠かせないのです。
◎保育士が教えるワンポイント
「朝、お家で虫よけスプレーを塗ってきました」「昨日、足のここを刺されて皮膚科の軟膏を塗っています」といった情報は、ぜひ連絡帳や朝の受け入れ時に職員へお伝えください。
事前に状態を把握しておくことで、園生活の中でその部分を気にかけたり、お昼寝の際にかきむしっていないかをしっかり見守るなど、より細やかな対応が可能になります。
些細なことでも、いつでもお気軽に教えてくださいね。
まとめ:適切な対策と対応で虫刺されをしっかりケアしよう!

子どもたちにとって、夏の自然や虫との触れ合いは、五感を刺激する貴重な機会です。
そうした機会を思いっきり楽しむためにも、事前の虫よけ対策や虫刺され後の正しいケアが大切です。
虫刺されのリスクが潜む夏でも、お子様が安全に安心してのびのびと過ごせるよう、園と保護者様との連携を取りながら、健やかな成長を見守りましょう!
ユニバース・ナーサリーでは、季節ごとのリスクに配慮しながら、お子様が自然との触れ合いを安全に楽しめる環境づくりに取り組んでいます。
また、虫よけスプレーを使う際は、園で手作りした物や、肌に優しい成分を使った市販のスプレーを選び、お子様の肌やアレルギーに最大限配慮しています。
「虫に刺されやすい」「肌が荒れやすい」など、アレルギーや体質などについて気になることがあれば、個々に合わせた適切な対応を行いますので、遠慮なくご相談ください。






